動画編集に必要な機材は?撮影に必要な道具やおすすめの編集ソフトも紹介

pasted-image-0-11

動画編集を仕事にしたいと考えているものの、未経験だとどのような機材を揃えれば良いか分からないという人も多いです。

本記事では、動画編集に最低限必要な機材から、作品のクオリティをさらに高めるための追加機材、撮影に必要な道具、そしておすすめの編集ソフトまでを詳しく解説します。動画制作の第一歩を踏み出すためにぜひ参考にしてください。

【YouTube動画でも利用可!】動画編集に必要な機材

【YouTube動画でも利用可!】動画編集に必要な機材

動画編集に必須となる機材には、以下のようなものがあります。

  • パソコン
  • インターネット環境
  • 動画編集ソフト
  • 動画素材

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パソコン

動画編集を行う上で、中心的な役割を担う機材がパソコンです。動画編集はCPUやメモリに大きな負荷がかかる作業であるため、ある程度のスペックを備えたパソコンを選ぶ必要があります。

目安として、CPUはCore i5以上、メモリは16GB以上、データを高速に読み書きできるSSDを搭載したモデルが推奨されます。また、一定以上のスペックを持つグラフィックボードが必要になる場合も多いです。

スペックが不足していると、編集作業中にソフトが停止したり、動画の書き出しに長時間を要したりする原因となります。

インターネット環境

安定したインターネット環境も、現代の動画編集には不可欠な要素です。編集ソフトのダウンロードやアップデート、BGMや効果音といった動画素材の入手、そして完成した動画のクライアントへの送信やアップロードなどさまざまな場面でインターネット接続が必要となります。

特に、大容量の動画ファイルを扱うため、光回線のような高速で安定した通信環境が望ましいです。スムーズな制作フローを維持するために、通信環境を整えておきましょう。

動画編集ソフト

撮影した映像素材を一つの作品として仕上げるために、動画編集ソフトが必要です。動画編集ソフトとは、映像のカットやつなぎ合わせ、テロップやBGMの挿入、色味の調整といった編集作業を行うためのツールのことを指します。

無料で使用できるシンプルなソフトから、プロの現場で使われる高機能な有料ソフトまで、さまざまな種類が存在します。自身のスキルレベルや作りたい動画の方向性に合ったソフトを選ぶことが動画制作の鍵となります。

動画素材

動画のクオリティを向上させるためには、撮影した映像だけでなく、BGMや効果音、イラストといった動画素材も重要です。適切なBGMは動画全体の雰囲気を演出し、効果音は視聴者の注意を引くアクセントになります。

テロップに使用するフォントや説明に用いるイラスト素材なども、動画の完成度を左右する要素です。インターネット上には、無料または有料で利用できる素材サイトが数多く存在するため、各サービスの利用規約を確認しながら活用しましょう。

高品質な動画を制作するために揃えたい機材

高品質な動画を制作するために揃えたい機材

より高品質な動画を制作したいのであれば、以下のような機材も揃えておくことをおすすめします。

  • 高性能モニター
  • 外付けストレージ
  • 有線イヤホン、ヘッドホン

それぞれ詳しく見ていきましょう。

高性能モニター

より精密な色調整や編集作業を行いたい場合、高性能なモニターを導入することをおすすめします。ノートパソコンの画面だけでは色の正確な再現が難しかったり、作業スペースが狭くて編集効率が落ちたりすることがあります。

色の再現性が高いIPSパネルを採用したモニターや4K解像度に対応したモニターを使用することで、より細部までこだわった映像制作が可能です。デュアルモニター環境にするのも、作業効率を上げる上で有効になります。

外付けストレージ

動画ファイルは容量が大きいため、パソコン本体のストレージだけではすぐに容量不足になってしまいます。そのため、大容量の外付けストレージ(HDDやSSD)を用意しておくと安心です。

外付けストレージに編集が完了した動画の元データやプロジェクトファイルなどを整理して保存しておくことで、作業用のPCのパフォーマンスを活かしやすくなります。データのバックアップ用途としても不可欠な機材です。

有線イヤホン・ヘッドホン

動画編集における音声の確認作業には有線のイヤホンやヘッドホンの使用が推奨されます。ワイヤレスイヤホンは、映像と音声の間にわずかな遅延が発生する場合があり、BGMのタイミングや効果音の細かな調整には不向きなことがあります。

音の遅延がなく、正確な音質でモニタリングできる有線タイプを選ぶことでより丁寧な音声編集が可能になります。ノイズの確認など、音質にこだわる上で重要な機材です。

動画撮影に必要な機材

動画撮影に必要な機材

動画編集だけでなく、元データとなる動画の撮影から行いたい場合は以下のような機材を揃える必要があります。

  • カメラ
  • スマートフォン/タブレット(例:iPad)
  • 照明機材
  • マイク
  • 三脚
  • ジンバル

それぞれ詳しく見ていきましょう。

カメラ

動画撮影の主役となる機材がカメラです。高画質な映像を撮影したい場合はデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラが選択肢となります。カメラを選ぶ際は、4K解像度での撮影に対応しているか、手ブレ補正機能が搭載されているかといった点を確認すると良いでしょう。

また、レンズを交換することで背景をぼかした印象的な映像や遠くの被写体を大きく写した映像などを撮影することが可能です。レンズも種類が多いため、用途に合わせて少しずつ買い足していくと良いでしょう。

スマートフォン/タブレット(例:iPad)

近年のスマートフォンやタブレットはカメラ性能が飛躍的に向上しており、手軽に高品質な動画を撮影できる機材として活躍します。

特にiPhoneの上位モデルなどは4K画質での撮影や映画のような映像効果を手軽に実現できる機能も搭載しているためサブカメラとして活用できる場面も多いです。

軽量で小サイズなため、機動性が高いことも魅力であり、考え方によってさまざまな活用方法があります。

照明機材

映像のクオリティを大きく左右するのが照明です。室内での撮影では、部屋の照明だけでは顔に影ができたり、全体的に暗い印象になったりすることがあります。

リングライトやソフトボックスといった照明機材を揃えておけば、被写体を明るくきれいに撮影することが可能です。

顔色を良く見せたり、商品の質感を伝えたりと照明一つで映像の印象は大きく変わります。動画撮影の仕事を目指すのであれば、自前で揃えておきたい機材といえるでしょう。

マイク

視聴者が聞き取りやすいクリアな音声を収録するためには、マイクの使用が不可欠です。カメラに内蔵されているマイクは周囲の雑音を拾いやすかったり、音がこもって聞こえたりすることがあります。

ピンマイクやショットガンマイクといった外部マイクを使用することで、声だけをクリアに録音できます。映像の品質が高くても、音声が聞き取りにくいと視聴者は視聴をやめてしまう可能性があります。音質にこだわることは、動画の評価を高める上で非常に重要です。

三脚

手ブレのない安定した映像を撮影するためには、三脚が必要です。カメラを三脚に固定することで、定点での撮影やインタビュー動画のように長時間の撮影を安定して行うことができます。

三脚を選ぶ際は、使用するカメラの重量に耐えられるかしっかりと確認しましょう。映像の基本的な品質を保つための必須の機材の一つです。

ジンバル

歩きながらの撮影など、動きのあるシーンで滑らかな映像を撮りたい場合に活躍するのがジンバルです。スタビライザーとも呼ばれ、内蔵されたモーターがカメラの揺れや傾きを自動で補正し、手持ちでもまるで浮いているかのようなスムーズな映像を撮影できます。

特に、ミュージックビデオやライブ映像などを撮影する際に重宝する機材で多くのカメラマンが自前で所有しています。

動画編集ソフトのおすすめ3選

動画編集ソフトのおすすめ3選

仕事でも使えるおすすめの動画編集ソフトは以下の3つです。

  • Adobe Premiere Pro
  • Final Cut Pro
  • DaVinci Resolve

それぞれ詳しく解説します。

Adobe Premiere Pro

「Adobe Premiere Pro」は多くのプロの映像制作者に利用されている、業界標準とも言える動画編集ソフトです。WindowsとMacの両方のOSに対応しており、高いカスタマイズ性と豊富な機能が特徴です。

PhotoshopやAfter Effectsといった他のAdobe製品との連携がスムーズでテロップ作成から本格的なVFXまで、高度な編集に対応できます。月額制のサブスクリプションモデルで提供されており、常に新しい機能を利用できるのもメリットです。

Final Cut Pro

「Final Cut Pro」は、Apple社が開発・販売しているMac専用の動画編集ソフトです。直感的なインターフェースと、軽快な動作が特徴で初心者からプロまで幅広く利用されています。

買い切り型のソフトであるため、一度購入すれば追加費用なしで使い続けることができる点も大きなメリットです。Apple製品との親和性が高く、iPhoneで撮影した動画をスムーズに編集したいMacユーザーにとって有力な選択肢となるでしょう。

DaVinci Resolve

「DaVinci Resolve」は、元々プロ向けのカラーグレーディング(色彩補正)ツールとして開発された経緯を持つ高機能なソフトです。映像の色味を細かく調整する機能に強みを持っています。

基本的な編集機能を網羅した無料版が提供されているのが特徴でプロレベルのツールを低コストで利用できます。一部機能が制限されますが、無料版だけでも非常に高度な編集が可能です。より専門的な機能を求める場合は、有料版にアップグレードできます。

動画編集に必要な基礎知識

動画編集に必要な基礎知識

動画編集の仕事を行う際には、専門用語を正確に理解することが重要です。基礎的な用語としては以下のようなものがあります。

  • トリミング
  • エフェクト
  • コーデック
  • クリップ
  • フレームレート
  • ビットレート
  • 画面解像度
  • アスペクト比
  • 拡張子

それぞれの用語について詳しく解説します。

トリミング

トリミングとは、映像クリップの不要な部分をカットし、必要な部分だけを残す編集作業のことです。撮影した映像には、言い間違えたり、間が空きすぎたりした不要な部分が含まれています。

トリミングを行うことで、テンポが良く視聴しやすい動画に仕上げることができます。動画編集における基本中の基本で、特に重要な工程の一つです。カット編集とも呼ばれ、動画のクオリティを大きく左右する作業です。

エフェクト

エフェクトとは、映像に特殊な効果を加える機能のことです。例えば、映像の切り替わりを滑らかに見せるトランジション効果や映像全体の色味を変えるカラーエフェクト、映像に動きを加えるアニメーションエフェクトなどがあります。

エフェクトを効果的に使用することで、単調になりがちな映像にアクセントを加え、視聴者を飽きさせない工夫ができます。ただし、多用しすぎると逆に見にくくなるため、バランスが重要です。

コーデック

コーデックとは、大容量の動画データを圧縮・伸張(エンコード・デコード)するためのプログラムのことです。撮影された生の映像データは非常に容量が大きいため、コーデックを用いて圧縮することで、扱いやすいファイルサイズにします。

代表的なコーデックには「H.264」や「HEVC(H.265)」などがあり、YouTubeなどの動画プラットフォームでも広く利用されています。動画編集ソフトで動画を書き出す際には、適切なコーデックを選択する必要があるため、それぞれのコーデックについて理解しておくことが重要です。

クリップ

クリップとは、動画編集ソフトのタイムライン上で扱われる、映像や音声の素材データの断片のことです。撮影した一つの長い動画ファイルも編集ソフトに取り込むと一つのクリップとして扱われます。

トリミングで不要な部分をカットしたり、複数のクリップを並べ替えたりすることで、一つの動画ストーリーを構築していきます。動画編集は、クリップという単位を操作していく作業の連続です。

フレームレート

フレームレートとは、動画が1秒間に何枚の静止画で構成されているかを示す値で、「fps(frames per second)」という単位で表されます。

例えば、30fpsであれば1秒間に30枚の画像で、60fpsであれば60枚の画像で構成されていることを意味します。フレームレートが高いほど、映像は滑らかに見えますが、作風などによってはあえて低フレームレートで編集することも少なくありません。日本のテレビ放送は一般的に約30fps、映画は24fpsで制作されることが多いです。

ビットレート

ビットレートとは、動画1秒あたりにどれくらいのデータ量が含まれているかを示す値です。ビットレートが高いほど、画質や音質は向上しますが、その分ファイルサイズは大きくなります。

逆にビットレートが低いと、ファイルサイズは小さくなりますが、画質が粗くなる場合があります。YouTubeなどに動画をアップロードする際は、プラットフォームが推奨するビットレートに合わせて動画を書き出すことが一般的です。

画面解像度

画面解像度とは、映像がどれくらいの画素(ピクセル)で構成されているかを示す値です。例えば、「1920×1080」という解像度は、横に1920個、縦に1080個の画素が並んでいることを意味します。

解像度が高いほど、より高精細で綺麗な映像になります。現在では、フルHD(1920×1080)や4K(3840×2160)といった解像度が一般的です。撮影するカメラと編集ソフト、最終的に視聴される環境を考慮して設定します。

アスペクト比

アスペクト比とは、画面の横と縦の長さの比率のことです。一般的なテレビやYouTube動画では「16:9」が標準的に使われています。一方で映画館のスクリーンでは「2.35:1」のような横長の比率が用いられることもあります。

近年では、TikTokやInstagramのリール機能などに合わせ、「9:16」という縦長の比率で動画を制作することも多いです。動画を公開するプラットフォームに合わせて、適切なアスペクト比で編集する必要があります。

拡張子

拡張子とは、ファイル名の末尾に付けられる、ファイルの種類を識別するための文字列です。動画ファイルには、「.mp4」「.mov」「.avi」といったさまざまな拡張子が存在します。

現在、Web上で一般的に使用されているのは、圧縮率が高く汎用性に優れた「.mp4」です。動画編集ソフトで編集を終え、最終的な動画ファイルとして書き出す際には、使用目的に応じた適切な拡張子を選択することが重要です。

動画編集の機材に関するよくある質問

動画編集の機材に関するよくある質問

動画編集の機材に関するよくある質問をまとめました。動画編集を始める前にあらかじめ確認しておきましょう。

・動画編集ソフトで1番人気なのは?

動画編集ソフトの人気は、使用者の目的やOSによって異なりますが、プロフェッショナルな現場では「Adobe Premiere Pro」が広く利用されており、業界標準の一つとされています。

一方で、Macユーザーの間では「Final Cut Pro」も根強い人気を誇ります。また、無料でありながら高機能な「DaVinci Resolve」も、特に個人クリエイターを中心に利用者を増やしています。どのソフトも多くのユーザーがいるため、学習のための情報を見つけやすいです。

・iPadでも動画編集はできる?

結論から言えば、iPadでも動画編集は可能です。近年は「LumaFusion」や「DaVinci Resolve for iPad」といった高機能な動画編集アプリもリリースされているため、iPadでも本格的な編集作業を行えます。

タッチ操作やApple Pencilを活用した直感的な編集ができる点が魅力ですが、パソコン版のソフトに比べると機能の一部が制限されることも多いので注意が必要です。

動画編集の仕事に転職したいなら「エンタメ人」!

動画編集の仕事に転職したいなら「エンタメ人」!

動画編集のスキルを活かしてエンタメ業界への転職を目指すなら、業界特化型の転職エージェントの活用が有効な手段です。

「エンタメ人」は、映像制作会社やテレビ局、Webメディア、広告代理店など、エンタメ業界の求人を専門に扱っています。

非公開求人を紹介してくれる可能性がある他、ポートフォリオの制作などでも手厚いサポートが受けられるので、転職活動を有利に進めることが可能です。動画編集の仕事に転職したいなら、ぜひ「エンタメ人」を活用してみてください。

※この記事は2025年9月24日に執筆されたものです。

エンタメ人レポート監修者一覧

エンタメ人レポートトップに戻る エンタメ人レポートトップに戻る