【アシスタントディレクターのキャリア】年収アップ・未経験からの転職のコツを紹介

この記事の監修者

志土地
志土地キャリアアドバイザー

番組制作会社に新卒入社後、リサーチ会社に転職。
長年、テレビ番組などで扱う情報や映像などのリサーチャーとして勤務。
働く中で、エンタメ業界で人材が流動的なのを目の当たりにしたことをきっかけに、
エンタメ業界で働きたい方・業界内の転職を考えている方の転職サポートをしております。

アシスタントディレクターとしてキャリアアップを目指す人へ

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未経験からテレビ業界へ飛び込もうと思ったとき、避けて通れないのがアシスタントディレクターです。業務内容のハードさや低賃金など、さまざまなウワサを耳にしたことがあるかもしれません。

アシスタントディレクターは、テレビ業界の番組制作において、基本中の基本となる数々の業務を担う職種です。言わばテレビ業界の登竜門のようなものでしょう。大変な仕事ですが、その先には大変興味深いキャリアが広がっているのです。

まずはそんなアシスタントディレクターに転職した際、どのようにキャリアアップしていけば良いのかを見ていきましょう。

アシスタントディレクターの主なキャリアステップ

テレビ業界の番組制作において、重要な業務を担っているのがディレクターとプロデューサーです。そしてこの二つの職種は、多くの制作会社・放送局においてアシスタントディレクターから経験を積み、キャリアアップして就くのが一般的となっています。
キャリアステップは以下の通りです。

アシスタントディレクター(AD)

ディレクター

アシスタントプロデューサー

プロデューサー

ディレクターの業務:
番組・映像制作の現場における責任者です。撮影そのものを統括するのはもちろん、スタッフとのやりとりもすべて統括しています。決められた企画に則って、その企画を成功させる番組や作品を制作する仕事です。

プロデューサーの業務:
企画の総責任者です。企画の立案、予算、資材や人員の手配、必要なキャストへの出演交渉などを行います。より上位の決定者に対して「企画を通す」ための交渉も業務のひとつです。企画立案を主導し、立ち上げた企画そのものを成功させるために必要な手配を行う仕事です。

実際に企画を作り出していく仕事なのか、世の中にない新しい企画を立案する仕事なのかという違いはありますが、ディレクターもプロデューサーも大きなやりがいがある仕事です。
またプロデューサーの場合、多ければ年収1,000万円から2,000万円を目指せる夢のある職種でもあります。

 

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アシスタントディレクターとしてキャリアアップする3つのポイント

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アシスタントディレクターの先には、興味深いキャリアが開けていることが分かりました。では、そのようなキャリアアップを実現していくためにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
この項目では、目指すキャリアに分けて3つのポイントとしてご紹介していきます。

①ディレクターを目指すなら、下積みが短い会社を選ぶ

「テレビ番組の制作をしたい」と考えている方が、具体的に思い描くキャリアゴールはディレクターになること、ではないでしょうか。

制作現場で実際に撮影を行うスタッフの最高責任者であり、番組に「自分ならではのやりたいこと」を反映させられる職種です。

アシスタントディレクターとしてテレビ業界での経歴をスタートする際、ディレクターになりたいと考えているなら注意すべきポイントがあります。

それが、下積みの長さです。
会社ごとに規定があり、ディレクターになるまでのだいたいの期間が決まっています。アシスタントディレクターで5年経験を積まなければならない会社もあれば、1年で良いという会社もあります。

業界では、おおむね3年程度が平均であると言われています。ディレクターを目指しているなら、なるべく平均値の3年よりも早くディレクターに昇格しやすい会社を選ぶと良いでしょう。採用後のキャリアステップを選考の場で聞くのは良くあることです。積極的に先輩たちのディレクター昇格平均年次や会社の規定についてたずねてみましょう。

②プロデューサーを目指すなら、その会社でなるか、さらに転職してなるか想定しておく

プロデューサーは企画における最高責任者で、ディレクターよりもさらに強い決定権をもっています。企画を生み出す仕事でもあるため、その点に魅力を感じて目指しているという方もいらっしゃるでしょう。

プロデューサーになるにはディレクターになるよりもさらに長い期間が掛かるうえ、上位職であるためなれる人数も限られています。そのため、会社によって昇進争いが起こることもしばしばです。さらに、会社によってプロデューサーは固定された人が就いており、辞めたり上位職になったりしない、ということもあります。いわゆる、上が詰まっている、という状態です。そのような会社で新しくプロデューサーになるのは難しいでしょう。

一方で、制作物のクオリティの高さに強みをもった「制作したい人が集まっている会社」の場合、逆のことも起こっています。社員の多くがディレクターをやりたがるあまりに昇進しようとしないため、優秀なプロデューサーを求めている、という会社もあるのです。ディレクターで経験を積んでから、転職してプロデューサーになろうとするなら、打って付けの環境ではないでしょうか。ただしそのような会社では、前述したような年収1,0000万円クラスの高収入はあまり望めない傾向があります。

・プロデューサーになりやすい環境がある会社か。
・その会社でプロデューサーになるつもりか。
・転職してプロデューサーになる場合、転職先の会社ではどんなスキルを求められそうか。
・これから就職する会社で、プロデューサーに必要なスキルを身につけられそうか。
上記は押さえた上で、アシスタントディレクターとしてキャリアをスタートする会社を探してみましょう。

③アシスタントディレクターのまま続けたいなら、AD専門の会社を選ぶのもあり

アシスタントディレクターは、大変な仕事です。ですが制作現場になくてはならない職種で、ディレクターが実力を発揮できるか否か、ひいては番組が良いものになるか否かは、アシスタントディレクターの動きが大きく関わっています。

そんなアシスタントディレクターの働き方に魅力を感じ、ずっと続けたい、と思う方も少数ですが存在します。そしてそのような方たちが集まった、アシスタントディレクター代行業のような専門集団も存在しているのです。慣れてくればハードさにも波があることが分かりますし、うまく対応できるようになれば30代、40代になっても続けることが可能です。

もしアシスタントディレクターの業務にも魅力を感じるなら、それを続けられる環境がある会社を選ぶことも考えてみましょう。

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【アシスタントディレクターのなり方】未経験からの就職・転職事情

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アシスタントディレクターは比較的広く門戸が開かれている

アシスタントディレクターには、特定の資格や学歴が関係なくなれるという利点があります。広く門戸が開かれており、専門職であるにも関わらず就職が比較的容易です。

映像関係の専門学校や映像系の学科などもありますが、転職でアシスタントディレクターになる場合はあまり競合相手にはなりません。そのような学校の出身者は卒業後すぐにテレビ業界に飛び込んでいるか、別途経験者枠としての採用になるからです。そのため、未経験でも気になるアシスタントディレクターの募集に応募すれば、十分に採用される可能性はあります。

ただしその場合、未経験者枠としての採用になるため、ポテンシャルと熱意のアピールは必須となります。

また、ハードな仕事のため離職者が多いという点や、上位職になれる“できる人”はすぐに昇進していくため優秀なアシスタントディレクターが慢性的に不足しているという点も、募集が多いことの背景にあることは意識しておきましょう。

業界・職種問わず転職できるが、アピールポイントはもっておくこと

ほかの業界やまったく異なる職種からアシスタントディレクターに転職してくることは、珍しくありません。そして選考の場では、現職・前職での経験をアピールすることが重要となります。

アシスタントディレクターはスケジュール管理やロケ地の交渉、小道具大道具の準備、場合によっては小道具制作やカンペの用意なども行います。ほかにも、ロケ弁当の手配や業務連絡など、ディレクターがやるまでもない、しかし誰かがやらなければならない細かい業務を、抜け漏れがないようにこなしていきます。

・スケジュール管理が得意であること。
・業務の抜け漏れを発見し、対応できること。
・臨機応変に気配りができること。
これらを現職・前職の経験からアピールできると、注目してもらえるはずです。

また、映像関係を専攻しておりそのままテレビ業界に飛び込んできたという方や、テレビ業界の経験しかないという方は、一般的な社会生活や仕事の仕方・仕組みなどにあまり詳しくありません。

良く言えば「専門家」なので問題はないのですが、悪く言えば一般視聴者と同じ目線をもてない状態である、とも考えられます。そのような先輩方に混じって、一般的な企業で働いた経験があることは強みにもなりえます。

・現職や前職での何かしらの経験が活かせること。
・多くの視聴者と同じ社会人感覚をもっていること。
この二つが大きなアピールポイントになっていることを覚えておきましょう。

 

アシスタントディレクターの仕事内容は?

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続いては、アシスタントディレクターが担っている具体的な仕事内容を見ていきましょう。

基本的にはディレクターから指示された仕事を行う、まさにディレクターのアシスタント業務です。ですがその内容は多岐に渡り、会社によっても違っています。ここで一度おさらいしておきましょう。

ディレクターが問題なく職能を発揮できるよう、さまざまな補佐をする仕事

アシスタントディレクターは、読んで字のごとく、ディレクターのアシスタントです。

ディレクターは制作現場における責任者ですが、制作現場にはさまざまな細かい業務が散らばっています。

撮影、照明、音響などであれば、それぞれ専門のスタッフがいるので任せられます。ロケ車で移動する際は運転手がおり、ロケ弁当はお弁当屋さんが用意してくれます。
ですが、スタッフ間の意思疎通を図ったり、会議を設定したり、ロケ地を手配したり、お弁当屋さんに注文したりといった仕事は誰がやるのでしょうか。

制作現場には、このように特定の専門担当がおらず、誰かがやらなければならないが、誰がやるのか良く分からない仕事があふれかえっています。

そのような細かい仕事を調整するのはディレクターの役割なのですが、すべてを行っていたら、本来の業務である制作現場の統括ができません。そこで、例に挙げたような細かい業務をディレクターに変わって一手に担う仕事、それがアシスタントディレクターなのです。

行っている業務自体は小さな仕事の積み重ねが多いですが、それによって「ディレクターの本領を発揮させる」という重要な役割を担っています。

細かい業務のすべてを担当する

・企画会議での書記、案出し
・企画に関する調査(Web、図書館、レンタルビデオ、電話取材など)
・ロケーション、ハンティング(ロケハン)
・ロケ地とのやり取りとロケ前の準備
・現地のフィルムコミッションとのやり取り
・ロケ弁当手配
・移動用車の手配
・通行人止めや交通整理、看板出し
・収録前のリハーサル
・撮影前のスタッフ打合せの設定と参加
・必要な物品の買い出し
・小道具の準備
・テロップの準備
・収録中のディレクター補佐
・インタビュー、音源録音、各種取材
・カンペ出し
・編集者の手配
・映像取り込みなどの編集補佐
・映像の明滅チェック
・試聴会の手配
・完パケの納品
・上記すべてのスケジュール進行管理
・その他、発生した必要な業務すべて

詳細まで言及すると上記よりもさらに小さな仕事も出てきます。要するに、誰がやるのか不明な細かい業務を見つけ、それらをすべて潰していくという仕事です。

そのため会社ごとに違うだけでなく、現場ごとに違う仕事が生まれることも頻繁に起こります。重要なのは、抜けや漏れがないように常に気を配っておくということです。

気配りができる何でも屋が求められるが、スケジュール管理能力は必須

・スケジュール管理が得意であること。
・業務の抜け漏れを発見し、対応できること。
・臨機応変に気配りができること。
前項で少しお伝えしたように、アシスタントディレクターには上記3種の能力が求められるため、現職・前職での経験と交えながらアピールしていきましょう。

・製造など、納期が決まっている仕事をしていた。
・飲食のバイトでも良いので、自分が指示を出す部下をもっていた。
・営業など、気づきや臨機応変な対応が求められる業務だった。
ほかにもさまざまな面で、現在の業務と重ね合わせてアピールする方法があると思います。

なかでも特に必須なのが、スケジュール管理能力です。キー局であれば、放送に穴をあけるわけにはいきませんし、制作会社であれば納品遅延は放送局からの契約解除の理由になりえます。
撮影準備が遅れたからといって、スタジオを取り直すのは難しいでしょう。外部でのロケなら、なおさら取り返しがつきません。そのような、絶対に遅れられない仕事の連続であるということが、アシスタントディレクターの激務の要因でもあります。それだけ、番組制作はスケジュールを守ることが大切なのです。
このポイントも押さえておき、アピールする際に活かしてみましょう。

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