活躍の場が増えている3DCGアニメーターとは? アニメーターとの違い、必要なスキルやなり方を解説

この記事の監修者

志土地
志土地キャリアアドバイザー

番組制作会社に新卒入社後、リサーチ会社に転職。
長年、テレビ番組などで扱う情報や映像などのリサーチャーとして勤務。
働く中で、エンタメ業界で人材が流動的なのを目の当たりにしたことをきっかけに、
エンタメ業界で働きたい方・業界内の転職を考えている方の転職サポートをしております。

3DCGアニメーターとは?どんな仕事?

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3DCGアニメーターもアニメーターの一種である

3DCGアニメーターとは、3Dのコンピュータグラフィック(CG)を使ってアニメーションを制作する仕事です。すなわち、アニメーターの一種でもあります。

3DCGを扱うツールを使って、CGのキャラクターや物(オブジェクト)に動きをつけ、それを動画として撮影することによって3DCGアニメーションを制作します。

3DCGアニメーターとアニメーターの違い

一般的なアニメーターは、主に手書きで平面的な画を描きます。そのため、デッサン力やパースに対する知識、人体の構造などをはじめとした、いわゆる「画力」が必要となります。
一方で3DCGアニメーターは、3次元的に配置されたキャラクターやオブジェクトを操作しながら動画を作っていきます。そのため、画力は必要ないものの、ツールを操作するスキルは必要となります。

アニメーターは連続した画を描くことでアニメーションを作っているので、パラパラマンガの作り方をイメージすると理解しやすいでしょう。対して3DCGアニメーターは、ストップモーションのクレイアニメーション制作や実写での撮影に近いと言われています。

3DCGアニメーターとCGモデラーの違い

3DCGアニメーターと混同されやすい仕事として、CGモデラーが存在します。

CGモデラーは、キャラクターやオブジェクトなどのCGモデルを制作する仕事です。どの程度の可動ができるのか、セル画調なのか実写寄りなのか、どの程度のデータ量を使用するのか、などを設定します。アニメ制作で例えるなら、キャラクターデザインに近い仕事です。

そして、CGモデラーによって生み出されたこのCGモデルを動かすことで、3DCGアニメーターはアニメーションを制作しています。

基本的に両者は職域が異なるため、専任の担当者が別々に業務を担います。ただし、小規模なプロジェクトであったりスタッフが少人数であったりする場合、3DCGアニメーターがCGモデラーも兼任することがあります。

 

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3DCGアニメーターに求められるスキル

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ツールを扱う技術

3DCGアニメを制作するには、CGツールが必要となります。MAYA、MODO、Blenderといった有名ツールから、エフェクトに強みをもつHoudiniなど、さまざまなツールが存在しています。
また、会社によっては自社で使う専用のツール・ソフトを独自に自社開発しているところもあります。

当然ながら、これらのツールを使いこなす技術は必要です。細かい使い方や得意なことなどはツールごとに異なりますが、大まかな制作の流れなど、共通している箇所もいくつかあります。

3DCGアニメーターを目指すなら、まずはどれか一つのツールを選んで、それを使いこなせるようになっておくことをおすすめします。

魅せる動画を作る知識とセンス

3DCGアニメーターはアニメーターとは異なり、「画を描いて動きを見せる」というスキルは必要ありません。

とはいえ、アニメーションとして「映える映像」を作る技術は必要です。あくまでもアニメーターの一種であり、魅せる動画を制作することが求められるためです。

そのためには、カメラ位置と対象物との関係、パース、画角、対象物の効果的な動かし方など、動画制作の技術も知っておく必要があります。前述したように、3DCGアニメーターはアニメよりも実写の撮影に近いため、実写の撮影に求められるようなスキルが求められます。3次元的に動画を考える必要がある点が、アニメーターとは異なっているのです。

チームや部署とのコミュニケーション能力

3DCGアニメーターは、作業が複雑かつ膨大になる傾向があるため、一人だけで担当できる箇所が限られてしまいます。

そのため、どうしても制作に携わる関係者が多くなりがちです。一つのシーンに関わる人数が増えれば増えるほど、それに比例するようにコミュニケーションの量も増えていきます。

チームや部署内で、全体としてどのような動画にするか、自分が担当する箇所はどのような役割があるかなど、確認のコミュニケーションが多く発生するため、コミュニケーション能力も必要不可欠です。

求められるスキルを身につける方法

各種の3DCGアニメーターに求められるスキルは、どのように学べばいいのでしょうか。以下に代表的な3種の学び方をご紹介します。

専門学校や大学で学ぶ

アニメ系の専門学校があることは有名ですが、今やCGに関する技術は大学などでも教えています。そのような学校で3DCGを学ぶことができます。
技術に関する知識を体系的に学べる点や、個人では購入が難しい、高額なツールやソフトに触れられることが利点です。

社会人向けのスクールで学ぶ

社会人向けの転職支援や職業訓練などで3DCGを学ぶこともできます。
あらかじめ就職先の候補が決まっており、修了後に働き先を斡旋してくれることや、ビジネス的に「今の主流の技術」を教えてもらえることが利点です。

独学で書籍・インターネットで学ぶ

安価なツールやフリーソフトなどが増えており、加えて少し調べれば3DCGに関する書籍や便利なワザなどがまとまったサイトに、容易にたどり着くことができます。独学で学ぶことも、以前よりはるかに簡単になっているのです。
自分のペースで進められる、自分が特に学びたいと思っている技術を中心に学べる、という利点があります。

3DCGアニメーターになるには

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アニメ制作会社に就職する

アニメ制作会社に就職するというのが、3DCGアニメーターに就くための主流なパターンです。

現在、多くのアニメ制作会社がCGを多用しています。キャラクターまですべてCGで制作されたフルCGアニメーションも増えてきました。それ以外でも、自動車や飛行機など、複雑な構造かつ動きが多い物はCGで作り、それ以外は手書きのキャラクターを使う、というような手書きとCGが混在するパターンもあります。

セル画風の3DCGも増えてきており、一見すると手書きのアニメーションにしか見えないものの、実はCGで作られている、という作品もあります。

さまざまなアニメ制作の現場に浸透してきているので、3DCGアニメーターになりたいなら、まずはCGを使っているアニメ制作会社を探してみることをおすすめします。

映像制作会社に就職する

フルCGの作品は、もはや既存のアニメーションとは異なるフローで制作されています。そのため、アニメ制作会社にこだわらずとも、3DCGアニメに関わることは可能です。

また、アニメではなく実写に寄せた映像作品や、実写とCGを融合させた作品も存在しています。そのような作品を制作している映像制作会社でも、3DCGアニメーターに就くことができます。

ただしこの方法を選ぶ場合は、あまりセル画調の「アニメらしい画」に寄せたCGではないことが多い、という点に留意しておきましょう。

個人制作を行い、作品を使って売り込む

技術の進歩により、以前よりも3DCGを学ぶことのハードルは低くなっています。少し特殊なパターンですが、まずは個人で制作をしてみる、という方法もあります。

ツールそのものが比較的安価になり、年間ライセンスが4万円台のツールも登場しました。加えて、ツールの使い方をはじめCG制作に関する書籍もいくつか販売されています。スキルを身につけることと、アウトプットすることが容易になってきているのです。

過去学んだことを活かし、あるいは独学で学ぶなどして、自分で一つのCGアニメ作品を制作してみるのも手です。それをポートフォリオに加えて売り込んだり、作品が注目されたりすれば、3DCGアニメーターとしての採用機会が増えてくるでしょう。

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