美術の仕事内容とは?演劇やテレビで活躍する美術スタッフについてご紹介

この記事の監修者

蓜島
蓜島キャリアアドバイザー

埼玉県出身。

芸能プロダクションのマネージャーとして7年間勤務。



その後、株式会社エイスリーに入社し、「エンタメ業界支援事業部」に配属となる。

芸能プロダクションでの多岐に渡るマネジメント経験を基に、エンタメ業界への転職を志望される方の疑問や不安などを幅広く解決していけるように全力でサポートさせていただきたいと思っています。

美術の仕事ができる業界・企業とは?

まずは美術スタッフがどのような業界で活躍をしているのかお伝えしていきます。様々なシーンで活躍していますが、代表的なものをピックアップして見ていきましょう。

テレビや映画などの映像業界

テレビでの番組・ドラマ撮影や、映画を撮影するときなどに、美術の仕事が必要とされます。そのため美術スタッフは、数多くの映像業界で活躍しているといえるでしょう。

上記のような映像業界では、本物の施設・道具などを使うことが出来ないことも多いため、美術スタッフの役割は非常に重要です。

またテレビや映画では、非常に近い距離で撮影されることもあるので、接写に耐えられるリアリティを求められることも多いです。

演劇などの舞台芸術業界

演劇やミュージカルなどでは、舞台の上で表現をしなければいけないため、どのような場所になっているのか、どのようなシーンなのかは、舞台上のセットで表現するしかありません。

そのため、大がかりな舞台装置を作ったり、演技・演出に必要な小物を準備したりなど、美術スタッフの力が非常に重要となります。

特に舞台芸術では、シーンの変化に合わせてセットを出し入れしたり、動かさなければいけなかったりもするため、上記で紹介した映像業界とは別の技術が求められる傾向にあります。

美術の仕事内容・ポジションとは?

それでは、美術の仕事内容や、それぞれの役割についてお伝えします。仕事内容は固定されているわけではないので、非常に幅が広いのですが、代表的な内容を見ていきましょう。

背景を書き起こすデザイナー

数ある美術の仕事の中でも、シナリオや演出家・監督などのイメージや、全体の設計図を書き起こすデザイナーとしての仕事が主です。

この仕事に関しては、監督やディレクターなど別のポジションの人が行うこともあれば、美術スタッフのリーダー・責任者が行うこともあり、担当者は会社や案件で変わります。

映像制作や舞台芸術において、背景となる基礎的な面の設計図を書いていく仕事ですので、重要な役割です。

背景を作る大道具

舞台や番組セットを作る美術の仕事の中でも、背景や大がかりなものを作るのが大道具の仕事です。これは設計図を描いたり、足場を作ったりして制作していくような、芸術よりも工作の色が強い仕事といえるでしょう。

加えて作品のイメージに合わせて、経年劣化したような雰囲気を出したり、高級感が感じられるようにしたり、逆に安っぽく見せたりなど、美術的なセンス・技術も求められます。

細かなものを用意する小道具

演者が使うような家具や食器、時には撮影で使う食事などを用意するのが小道具の仕事です。例えば、魔法使いのステッキのような、現実にはないような道具も、作品のイメージや世界観から想像して作ります。

家具などの現実にあるもので、古い時代の世界観の作品であれば、イメージに近いものを借りて使用することも珍しくありません。その場合には、必要な小道具の調達・管理なども小道具の仕事となります。

美術の仕事でチェックしておきたいポイント3つ

美術の仕事内容についてご説明してきましたが、美術の仕事に就くにあたって気にしておくべき点はなんでしょうか?チェックしておきたいポイントを3つお伝えします。

所属する会社で年収の開きがある

美術スタッフは、テレビ局や制作請負会社・業務委託・フリーランスなど、様々な会社・雇用形態で活躍していますが、どのような形で仕事をするのかによって、年収の差が非常に大きいです。

例えば、非常に狭き門であるテレビ局に所属の場合には、年次にもよりますが400~600万円ほどの年収となることが多いです。一方で、制作請負会社や業務委託になると、年収は250~300万円ほどになります。

フリーランスの場合であれば、実力・実績やコネクション次第で、大きく稼ぐことが出来る人もいますが、ほんの一握りといえるでしょう。

上記のように、会社や働き方によって年収の差が大きい点は事前に知っておきましょう。

一度制作が始まると非常に忙しい

番組や映画の撮影、舞台の興行などが始まると、美術スタッフの制作もスタートしますが、この制作期間は、非常に忙しい実態があります。

映像でも舞台でも、期日までに最高のクオリティで視聴者・観覧者に届けたいと思えば、徹夜で仕事をしなければいけないことも珍しくありません。

また、製作工程の中で演出家や監督の意向を受け、一から作り直したり、大幅に変更をしなければいけないこともあります。そうなれば予定通りのスケジュールで進められなくなり、忙しさは倍増するでしょう。

これは美術スタッフに限らず、クリエイティブな業界では珍しくないことですが、会社のデスクではなく撮影現場でこうした環境であるというのは、美術スタッフならではです。

職人気質のスタッフが多い

美術スタッフの仕事内容や、身を置く業界柄ですが、職人気質でこだわりが強かったり、コミュニケーションが荒かったりするスタッフが多い傾向です。そのため気が弱い人がこうした仕事に就くと、人間関係がストレスとなるケースは珍しくありません。

そのため、美術スタッフとして仕事をしたいと考えている人は、そうした環境で問題なく仕事が出来そうかどうかを検討してみましょう。

美術に関わる仕事に就くための方法3つ

美術スタッフの仕事内容や、チェックポイントについてお伝えしてきましたが、美術スタッフになるためにはどうしたら良いのでしょうか?それぞれ代表的な方法3つをお伝えします。

制作請負会社などに転職する

美術スタッフは、未経験からでも就くことのできる求人が出ていることがあり、そうした求人へ応募するという方法があります。

また、求人を出している会社の中でも、テレビ局などは非常に狭き門で、経験・未経験問わず、中途採用の求人が出ていること自体が稀です。そのため、他社の制作についてアウトソースで仕事を行っている、制作請負会社の求人への応募がおすすめです。

テレビ局に比べて企業名が一般に知られにくいですが、大きな案件を請け負っている会社もたくさんありますので、知名度や会社規模に捉われず、実務経験を積むことを目指してください。

撮影スタジオなどに転職する

制作請負会社以外にも、撮影スタジオで美術スタッフが求められることもあります。撮影スタジオはその名の通り、映画やテレビ番組・ドラマなどの撮影をする際に、レンタルされているスペースです。

こうした会社では、自社で美術スタッフを採用・契約していることがありますので、雇用形態を問わずに実務経験を積みたい場合には、撮影スタジオへの転職も良いでしょう。

美術系のスクールで技術を身に付ける

美術スタッフには、大道具・小道具などのポジションで仕事をするために、美術・工芸に関する専門的な技術が求められます。そのため美術関連の学校や、ビジネススクールなどで技術力を身に付けてから、美術スタッフを目指すのが一般的です。

ただ美術系のスキルがあれば就職・転職出来るというわけではないので、就職先の実績やコネクションのある講師など、学べる技術だけでなく、美術系の仕事の転職に有利なところを選びましょう。

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