話題のインフルエンサーマーケティングとは? その特徴や活用される理由、ジャンル別事例や成功のポイントを解説

この記事の監修者

蓜島
蓜島キャリアアドバイザー

埼玉県出身。

芸能プロダクションのマネージャーとして7年間勤務。



その後、株式会社エイスリーに入社し、「エンタメ業界支援事業部」に配属となる。

芸能プロダクションでの多岐に渡るマネジメント経験を基に、エンタメ業界への転職を志望される方の疑問や不安などを幅広く解決していけるように全力でサポートさせていただきたいと思っています。

今、話題のインフルエンサーマーケティングとは?

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かつては一部の先進的な企業が、マーケティング活動にインフルエンサーを起用していました。しかし、現在では、多くの企業・ブランドで活用され、大手企業でも何社も利用し始めています。

この記事では、インフルエンサーマーケティングの基本的知識やジャンル別の成功事例、成功させるためのポイントや注意点などを解説いたします。

SNS上で影響力のある人を起用したマーケティング手法

インフルエンサーとは、SNS上で多くのフォロワー、登録者を抱える人物のことを指します。「influence(インフルエンス)=影響」という語源が示す通り、自らの情報発信によって多くのフォロワーたちに影響を与える人物がインフルエンサーとして認識されています。

活躍の場は、主にInstagram、YouTube、Twitter、Facebook、TikTokなどですが、そのほかジャンルに特化したSNSなどにもインフルエンサーは存在しています。

そんなインフルエンサーを起用し、フォロワーたちに影響を与える発信をしてもらう、というマーケティング手法がインフルエンサーマーケティングと呼ばれています。

 

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インフルエンサーマーケティングが勢力を伸ばす理由

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近年急激に注目されているインフルエンサーマーケティングですが、なぜここまで勢力を伸ばしたのでしょうか。その理由を確認していきましょう。

企業から打ち出される広告にユーザーが疲弊していた

基本的に「広告」は、自分の娯楽時間を邪魔する存在であるため、不快に思う人が多いものです。無料で利用できるWebサービスが増えましたが、その一方で、私達が目にする広告の量も増えてきました。

企業が発信する「買ってほしいという圧力」が強い広告に、ユーザーが疲弊していることを背景に、新たなマーケティング手法が求められていました。

SNSを通した消費者目線のPRが大きな効果を発揮した

インフルエンサーを起用することで、自分の登録者やフォロワーに寄り添っていたり、消費者のリアルな感情を反映したりといった、それまでになかった方法で商品紹介を行うことが可能です。

実際に使用したうえで、良い点も悪い点も消費者目線で紹介するため、企業発信の「買ってほしいという圧力」が薄く、企業広告に疲弊しているユーザーたちに効果的なプロモーションを行うことが可能になりました。

起用するインフルエンサーに応じて購買層のターゲティングができる

インフルエンサーの場合は、登録者・フォロワーの層が概ね分かるため、自分たちがターゲットにしている層を抱えるインフルエンサーを起用することで、ピンポイントなプロモーションを実現することが可能です。

幅広い手法でのプロモーションが可能になる

インフルエンサーが自分の特色を出し、その特色を好んでいる登録者・フォロワーに向けてプロモーションすることができます。
感想のツイートや、使っている様子の動画をアップするだけでなく、バラエティのような企画動画にしたり、商品レビューにしたりと、企業目線ではできなかった手法を採用できることも、インフルエンサーマーケティングの利点の1つだと考え得られています。

企業がインフルエンサーマーケティングを活用している事例

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①ECサイトの集客事例

@cosme(アットコスメ)は、化粧品を扱うECサイトとして日本最大級の規模をもっていることでも有名です。そんな@cosmeが主催する通販イベント、「@cosme Beauty Day」でインフルエンサーマーケティングが活用されました。
@cosmeが起用したのは、十代の女性をターゲットとしたファッション誌、「Popteen」で活躍するファッションモデルの「浪花ほのか」さんや、複数の人気美容系インフルエンサーたちです。「@cosme Beauty Day」は、24時間通して行われる大規模な通販イベントです。彼女たちが一斉にPRしたことで、同イベントの「お祭り騒ぎ」のような特別感や、盛り上っているイメージを生み出すことに成功しました。

②ファッション・アパレルの集客事例

ファッション・アパレル分野での成功事例として、子供服・ベビー服を扱うブランドBABYDOLL(ベビードール)の例が挙げられます。同ブランドは、TwitterやYouTubeで活動している「ひかる」さんをPRに起用しました。
「ひかる」さんは、娘さんとおそろいの、同ブランドのワンピースを着た写真を使ってPRを行いました。
本来「ひかる」さんは、ゲーム実況など家族での活動を配信することが多く、ファッション・アパレルに特化したインフルエンサーというわけではありません。
ですが、あえて「ファッションに特化していないインフルエンサー」かつ「自社のターゲット層に近い人物(=フォロワーには自社のターゲット層が多い)」を起用することで、普段自分たちの商品を見てもらえないターゲット層に、的確にリーチすることに成功しました。

③美容・コスメ商品の集客事例

カネボウ化粧品のブランド「エビータ ボタニバイタル」が、YouTuberの関根理紗さんを起用したPRを行いました。関根理紗さんは登録者数141万人(2021年1月24日現在)を誇る美容・旅行系YouTuberで、20代の女性に大きな人気を誇っています。
通常、商品広告の動画は敬遠されて再生回数が低下することもあるのですが、該当の動画はPR動画でありながら100万回以上再生され、多くの人の目に触れています。
普段から「時短メイク」などの動画を提供して人気を博している彼女と、紹介された商品(オールインワンジェルで時短に適している)の相性が良かったことが成功の一因でしょう。

④観光業界の集客事例

毎年8月に京都各地で開催される「京の七夕」が、イベントPRのためにインフルエンサーグループ「QuizKnock」を起用しました。該当の動画は高評価14,500件以上と、驚異的な高評価率を誇っています。
「QuizKnock」はクイズ番組のような構成が楽しめる、幅広い層に人気にYouTuberグループ。教養系のYouTuberらしく、イベントの対象となる京都各地を観光しながら、その場所にまつわる知識などをクイズ形式で披露し、視聴者の興味を刺激しました。
また、本チャンネルではなくサブチャンネルにPR動画を投稿し、まるで一緒に旅をしているような緩めの雰囲気の動画にしたこともイベント内容とマッチしていました。

⑤家電や日用品の集客事例

東芝ライフスタイルの冷蔵庫は、PRにYouTuberの「カズ」さん(を起用しました。
「カズ」さんは現在登録者数185万人(2021年1月24日現在)を超える人気YouTuberで、「買って良かった物選/残念だったもの選」を定期的に配信していることで知られています。加えて福井県在住の地方系YouTuberである特徴をもっており、都会では躊躇してしまうような大型の冷蔵庫を紹介してもらうには非常に適した起用でした。

動画内では冷蔵庫内の食材を使って調理するという要素を入れ、「広告感」を薄めたことで、一本の動画として楽しめるような工夫も行われていました。

インフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイント

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便利に感じるインフルエンサーマーケティングですが、一方で使い方を誤ると効果が薄かったり、場合によっては炎上などで企業イメージ・商品イメージを悪化させてしまう可能性もあります。成功させるためのポイントについて解説します。

①明確な基準に基づいてインフルエンサーを起用する

どのインフルエンサーを起用するか、そもそもインフルエンサーマーケティングを選択するかは、プロモーションの内容に関わっています。
目的や得られる効果を計算し、「基準をクリアしている、この人を起用する」といった選定手法で実施可否や起用者を決めましょう。

②リテラシーの向上によって炎上リスクを回避する

インフルエンサーマーケティングの活用においては、インフルエンサー側にも企業側にも、一定以上のマーケティングやSNSのリテラシーが必要となります。リテラシー不足の状態でプロモーションを行ったことで、ユーザーを誤った方向に刺激し、炎上してしまった事例は少なくありません。

③ステルスマーケティングにならないよう運用ルールを明確にする

SNSの規約だけでなく、広告には政府指針や法的にも取り決めがあり、消費者庁などが定めています。「広告にはPR表示を付ける」といった義務が代表的な例です。
依頼されて宣伝費を受け取っているにも関わらず、広告であることを伝えないのは「ステルスマーケティング」として禁止されています。そうならないよう、インフルエンサー側ともルールを明確化しておく必要があります。

 

インフルエンサーマーケティングに関わるための会社選び

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インフルエンサーマーケティングに関わるには、どのような会社を選べばよいのでしょうか。いくつかの例を挙げてご紹介します。

インフルエンサーマーケティングに関わる会社に就くために特別な資格は不要

インフルエンサーマーケティングに関わる会社に就くためには、特別な資格は必要ありません。興味をもっているということで、十分に可能性があります。

そのうえで、いくつかもっていると役立つ可能性がある素質をご紹介します。
まず1つ目は、流行への敏感さです。トレンドに対して常にアンテナを張り関心をもつことは、特に重要です。流行を取り入れた手法は移り変わりが早く、追いかけ続けないと陳腐化してしまい、効果が落ちるためです。

2つ目は、マーケティングに関する知識です。マーケティングの基礎を知っていれば、抱えているインフルエンサーをどのように活用すれば効果が上がるか予測できるので、失敗しにくくなります。

インフルエンサーマーケティング会社にはタイプがある

インフルエンサーマーケティングの会社には、いくつかのタイプがあります。気になるタイプはぜひチェックしてみてください。

①総合ディレクション型

得意分野を絞るのではなく、「総合的に、何でもできること」を長所としているタイプの企業です。インフルエンサーだけでなく一定数のマーケターも自社で抱えており、状況に合わせて適切な手法を臨機応変に採用することが得意です。

ある意味ではコンサルティング的な側面をもった業態で、幅広くインフルエンサーマーケティングに関わりたい方におすすめです。

②プラットフォーム型

YouTuberやInstagramerなど、特定のプラットフォームに特化したインフルエンサーを抱えているタイプです。
依頼する企業側が「PRしたい商品はどのプラットフォームに合うか」を判断したうえで、該当のプラットフォームを得意とする会社に依頼するという形式が多くなります。
戦略の読みが正かったときに大きな成果を生み、優れた費用対効果を示すという特徴があります。

③ジャンル特化型

ファッション、家電など、特定のジャンルに特化したインフルエンサーを抱えているタイプです。
こちらもプラットフォーム型と同様に、企業側がある程度戦略を判断してからインフルエンサーマーケティングの会社を選んで依頼する必要があります。しかし、ジャンルが絞られているため、「PRしたい商品と合っているか」の判断がしやすいという特徴があります。

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