【音楽業界の仕事に就く】レコーディングエンジニアとは?平均年収と年収を上げる方法を紹介

この記事の監修者

蓜島
蓜島キャリアアドバイザー

埼玉県出身。

芸能プロダクションのマネージャーとして7年間勤務。



その後、株式会社エイスリーに入社し、「エンタメ業界支援事業部」に配属となる。

芸能プロダクションでの多岐に渡るマネジメント経験を基に、エンタメ業界への転職を志望される方の疑問や不安などを幅広く解決していけるように全力でサポートさせていただきたいと思っています。

自分が演奏したり歌ったりした映像や音声を投稿したことがある人は、必ず録画、録音という作業をしたことがあるでしょう。その際にエコーなどのエフェクトをかけたり、リバーブをかけて残響を調整したりしたことがあるのではないでしょうか。

音楽業界には、音声の録音や調整を行うエンジニア職が存在します。そこで本記事では、音楽業界におけるレコーディングエンジニアの平均得る年収と年収を上げる方法、どうしたらその職種に就けるのかについて紹介します。

レコーディングエンジニアの主な仕事内容

レコーディングエンジニアとは、音楽コンテンツ制作に関わる音響エンジニアと呼ばれる職種の1つです。マスターテープに仕上げていく工程を担当するので、音楽制作の要ともいわれる仕事です。ここでは、具体的にどのような仕事をしているのかご紹介します。

音楽コンテンツ制作の録音

音楽スタジオなどで、楽器の演奏や音声(原音)を適切なマイクセッティングによって録音します。通常の録音は、1回で完了となることは少なく、同じ曲をボーカルや楽器の種類別に、複数回にわたって録音します。編集の素材作りをすることが、録音の重要な作業です。

音量・音色・響き・バランスなどの調整

調整卓を使って音量、音色、響き、楽器のバランスなどの調整を行います。原音のままでは、響きが不十分だったり、音色がクリアでなかったりするため、調整が必須になります。いくら編集があるといっても、録音状態がよくなければ、クオリティの高いコンテンツにはならないため、演奏者に対して技術に関する提案等を行うこともあります。

自分が携わった作品が世の中に残る喜びがある

レコーディングエンジニアとして携わった作品が、CDなどの音楽コンテンツとして流通することや、多くの人に感動を与えることは、プロとして大きな喜びになります。その先、何十年の時を経ても、記憶に残り続けることさえあることが、この仕事の大きなやりがいといえます。

 

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レコーディングエンジニアの平均年収

レコーディングエンジニアの所属先の多くは、レコード会社やレコーディングスタジオになります。そこで、レコード会社の正社員やアルバイトの場合の平均年収について解説します。

レコーディングエンジニアの平均年収

国税庁の民間給与実態統計調査結果(※1)によると、レコード会社(情報通信業)の平均年収は6,224,000円となっており、給与所得者の平均給与441万円(※1)を大きく上回っています。

ただし、正社員といっても、会社の規模・役職の有無・勤続年数などで年収の違いがあるため、正社員として転職してすぐに600万円を超える年収を望むことは難しいでしょう。

大卒者の初任給が210,200円(※2)ですが、レコード会社(情報通信業)の場合は218,000円(※3)と高めになっていますから、会社の規模が大きくなるほど年収が高くなることが期待できます。大卒者の場合、年額としては、2,616,000円に賞与がプラスされることになります。

アルバイトのレコーディングエンジニアの場合、令和2年現在の最低賃金は東京が最も高く1,013円で、全国平均は902円です。レコーディングエンジニアのアシスタントで、時給900円(1週間最大40時間まで4週稼働)とすると月収は約144,000円となり、年収としては1,728,000円となります。

最低賃金で算出をした金額になるため、実際にはもう少し高い年収をもらっているケースもあると考えられますが、正社員の年収には届かない金額であることが想像されます。

フリーランスのエンジニアの場合、IT・エンジニアの平均年収(※4)は、およそ200万~600万円と幅がある一方で、800万円以上の高収入となる割合が、全体の2割を超えています。これは、取引先の規模や個人のスキル、経験年数に応じて大きく変動することが背景にあります。

このように、雇用形態によって年収に違いがあります。メジャーなアーティストの担当ができるような実力を備えると、高収入が見込めますから、まだまだ年収を高めていける可能性がある職種といえます。

※1:民間給与実態統計調査結果/国税庁/令和元年

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm

※2:賃金構造基本統計調査結果/国税庁/令和元年

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/19/01.html

※3:賃金構造基本統計調査結果(初任給)/国税庁/令和元年

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/19/03.html

※4:フリーランス白書/2019

https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2019/03/freelancehakusho2019_suvey20190306.pdf

 

レコーディングエンジニアとして年収を上げる方法

先述した通り、年収を上げるためには正社員になるか、フリーランスとして独立するかの、どちらかを目指していく必要があります。将来を見据えて、どのような働き方がよいのか考えるためのポイントをご紹介します。

技術を磨いて正社員になる

アルバイトなどの非正規雇用で勤めている会社で、レコーディングエンジニアとしての技術を磨いて、成果を出して正社員を目指しましょう。

正社員となって、さらに年収を上げるには、今いる環境の中でキャリアアップしていくのが効率的です。そのためには、会社からの評価を上げていかなければいけません。より大きな仕事ができるようにスキルを身に着け、実績を積んでいきましょう。

フリーランスになって単価の高い案件を請け負う

レコーディングエンジニアとして経験を積み、実力が認められてきたら、自分の給与を自分で決められる働き方にシフトするのもひとつの手です。 

人脈や仕事のノウハウも学んだあとの独立であれば、単価の高い案件を請け負うことも可能になります。メジャーなアーティストのレコーディングを請け負うことができれば、年収にはっきり反映されるでしょう。

レコーディングエンジニアになる方法

レコーディングエンジニアになるためには、どのようにしたらよいのでしょうか。レコーディングエンジニアになる方法を3つ紹介します。実務未経験から仕事に就く方法ですから、ぜひ参考にしてください。

専門学校で学ぶ

レコーディングエンジニアを目指すのであれば、音響系や音楽ビジネス系で、養成過程にレコーディングエンジニアコースがある専門学校で学ぶことをおすすめします。音響機器の操作技術、コンピュータによるデジタル処理の知識・技術を体系的に学んで実践力を高めることができます。

専門学校では、舞台機構調整技能士・ProTools資格取得・映像音響処理技術者(JPPA)・MIDI検定・サウンドレコーディング技術認定試験など、多くの資格取得に挑戦する機会が得られます。

まずアシスタントから経験を積もう

レコーディングエンジニアは、レコード会社、またはレコーディングスタジオに就職するのが一般的です。

しかし、レコード会社は新卒採用が多く音楽業界の中でも人気が高いため、転職には経験者が求められる傾向があります。

その点、レコーディングスタジオの募集は、アシスタントとしての採用が多いので、知識や技術を学びながら働くことができます。経験を積むことを優先して、アシスタントから始めてみるのも1つの方法です。

音楽スタジオでアルバイトをしてみよう

現場での経験は、音楽スタジオやリハーサルスタジオなど、レコーディング機器が揃っている場所でアルバイトをすることでも積むことができます。

アルバイトをすることが難しいという人は、自分の好きな音楽ジャンルの曲で、パソコンやスマホを使ってレコーディング・ミキシング・マスタリングなど一通りの作業をしてみましょう。

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